Archive for the ‘刑事ネタ’ Category

駆け込み退職の警察官

2013-05-11
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国家公務員の退職金の減額により、地方公務員にもしわ寄せがあり、各地で退職金を減額するための条例が改正されています。
その結果、三月まで勤めるよりも一月に辞めた方が退職金が多くもらえるということで各地で先生や警察官の早期退職者が増加しているとか。
テレビでは「早期退職を申し出た先生をどう思うか?」などと街頭インタビューの映像が流れており、いろいろな意見が出ていました。
中でも多かったのは「途中で辞めるのは無責任」という意見でしたね。
さてみなさんはどう思いますか?三月に卒業する教え子をほっとらかして、お金のために早期退職する先生は無責任だと思いますか?
私はこう思います。
先生にも先生の生活があるし、そもそもこんな時期に条例を改正した議会に問題があるのでは?と。
そりゃ先生だって最後まで教え子を見届けて卒業させてやりたかったでしょう。でも先生にも退職後の生活があるじゃないですか。減額される金額も150万円と大きいし、きっと苦渋の決断をされたんじゃないかなと。
インタビューを受けている主婦らしき人は「途中で放り出された子供達がかわいそう。無責任ですよね。」なんてコメントしてますが、あなたのご主人が当事者の先生だったらそう言えますか?
「あなた、老後の生活もあるんだから早く辞めて!150万も減額なんて信じられない!!」って言うんじゃないでしょうか(笑)。
当事者の立場で考えてあげないと先生もかわいそうですよね。
実は警察官も同じ地方公務員ですから先生同様に辞める人が多いようです。
警察の方は異動時期を早めるなど治安に影響がないよう配慮する自治体が多く、特に問題にはなってないようですけどね。
まぁしかし、今後、警察官の退職金もどんどん減らされるでしょうね。定年が伸びて65歳になるでしょうし、人口も減り、生産能力が落ちて予算も削られ、社会保障費も増大し・・・なんて考えると退職金が上がる理由は全くないし、下げるしか方法がない。
仮に私が定年延長予定の65歳まで残り20年近く勤め上げたとしても、昨年頂いた退職金と大差ないかもしれません。
そう考えると早く辞めてよかったのかなとも思ったり。
まぁお金の話をするときりがありませんが警察官の給料も減る一方です。
毎年毎年減り続けているのでいい思いをしたことがありません。
特に警視以上の幹部になると管理職手当になり、責任は重くなる上に給料は下がるという結果になります。まして全体的にも管理職は減らされる額が大きい。
正直言って偉くなる魅力がないんです。
遠い昔は警察も裏金があり、幹部はそんなお金で飲み食いしてたんですよね。先輩方はいい思いをした人もたくさんいたでしょう。
でも今や裏金など全くないですし、ほんとに皆さん身を粉にして働いてます。
警察署長なんて昔はハンコ押して定時に帰って地元の有力者と酒飲んでれば誰でも務まったんです。
しかし今はストーカー殺人事件などのようにちょっとした報告漏れやミスから大事件に発展する例も多く、署長の指揮能力や責任が問われるケースが増えてきたんですね。
その上、各級幹部は責任を回避するため、危ない事例は「とりあえず上司に報告しておこう」という考えになる。そのため、昔だったら課長止まりで済んだ細かい案件も署長の耳に入るようになります。
署長は署長で自分の耳に入った以上、それなりの指揮をしないと責任を問われるので仕事量が増える、こんな悪循環なんですね。
知らなきゃ知らないである意味部下の責任ですから。
ですからいまあえて署長をやりたい人はいないのではないでしょうか。
ほんと世知辛い世の中、厳しい時代です。
こないだ国税の知人と電話で話したんですが「うちも一緒だよ。偉くなるメリットなんて全くないよ。どうでもいい小さいことでいつも大騒ぎしてるよ。」と言ってました。
いま、公務員はどの職種もこんな時代なんでしょうね。
まぁ先ほどの主婦がこのブログを読んだら「公務員なんだからメリットがあるかないかで仕事をするべきじゃないでしょ!!」とお叱りを受けるかもしれませんが、警察官も人の子ですから。
残念ながら使命感だけで仕事はできないんです。
みなさん家庭もあり、食べていかなきゃなりませんから。
そんなわけで今日は辞めた私が現職の気持ちを代弁させて頂きました。
ご清聴ありがとうございます。(^.^)

自由は人間本来のもの

2013-03-15
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前職を退職したのは昨年8月末。
かれこれ7か月になります。
その間、事業の方向性に頭を悩ませ、事務所を探して会社を設立し、設備を整えたり、営業を開始するまでにもいろいろとバタバタ動きました。最近ちょっと落ち着いてきた感じがあります。
起業して私が手に入れたものは何か?
それは自由に他ありません。
27年と5ヶ月という長い間、ある意味非常に厳しい管理社会に身を置いていましたからね。規則、規律、いろんなものに縛られていて自由というものは殆どありませんでしたから。
まぁそれは警察という高い倫理観が必要とされる組織では当たり前といえば当たり前ですけどね。
他人に偉そうなことを言って法律を守らせるんですから自分がしっかりしなきゃいけないのは当たり前ですし。
それにしてもここ最近の警察は雁字搦め(がんじがらめ)という表現がぴったりなくらい厳しくなってます。
若い警察官なんてかわいそうな位、つまらないことで私生活を管理されています。
今警察は酒を飲むのに届け出制なんですけどね、事前に届出しても「誰と飲むんだ?何時まで飲むんだ?」とかうるさく言われたり。
「どこで誰と酒飲もうが俺の勝手だ!!」って言い返したくなりますわな(笑)
そんな世界で生きていた私も、今は好きな時間に起きて、好きな日に休みをとって、自分の発想で自分の好きなことをするという「自由」な生活をしているわけです。
とはいえ体に染みついた感覚はなかなか抜けないもので平日に遊んでるとなんとなく罪悪感があったりして(笑)
しかし嫌な上司もおらず、つまらない人間関係もなく、ストレスフリーです(笑)
自由って最高!!本来人間はこうあるべきだなと。
そう思っています。
実は最近、前職の後輩達が私のブログを読んでいることがわかりました(笑)
「水面下で読んでる人がいて結構人気ですよ」なんて言われるとうれしい反面、複雑な気持ちだったりします。
心配なのは「森さん、なんか楽しそうだなー。俺も辞めようかなー」なんて思ってしまうこと。
余計なお世話ですが「仕事がおろそかになっても困るなー」なんて思ったりして。
でもこれからは公務員も起業する時代になります。やる気のある人はどんどん起業していくでしょう。
後輩達にひと言アドバイスするとしたら「警察に染まらないこと」をおすすめしますね。
今まで頭を下げられていた人が下げる立場になるわけですから、この立場の違いに対応できないと民間では食っていけませんから(笑)
私は「警部」という階級でしたが警部ってそこそこ偉いんですね。外部からも内部からも頭下げてもらえることが殆ど。
でも今はお客様に「ありがとうございます!!」ってたくさん頭下げてます。
現役時代の変なプライドなんてひとつもありません。
なぜかというと「警察に染まらないように仕事をしていたから」ですかね。
現役時代、警察という国家権力に染まったら「自分を見失ってしまうだろうな、国民目線を忘れてしまうだろうな」と思っていたからです。
それが今生きていると、そんな感じでしょうかねー。
元々民間向きだったのかな?
自分的にはこっちの世界の方が全然合ってます。
もっと早く辞めりゃよかったな、なんて思ったり。
まぁいずれにしても元刑事として違った形で社会に貢献していきたいと思ってます。
前職を辞めても魂はまだ刑事です。
世のため、人のため、頑張ります!!
今日も読んで頂き感謝します。
ありがとうございます!!!(最敬礼)  (^_-)

デカの交渉術

2013-03-14
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先般、「ビジネスや日常生活で役に立つウソの見抜き方」というセミナーを開催しましたところ、あっという間に満席になり、次回、3月27日の同様のセミナーもお蔭様で満席になりました。
興味を持って頂き、本当にありがとうございます。
実は私のセミナーは「刑事塾」というスタイルでやっていまして皆さんには「〇〇刑事」という名札をつけて頂きます。
つまり新米刑事になってもらってデカ並みのスキルを身に付けて頂こうという意味です。
では「受けた後の効果はどうなんだ?」と疑問に思われる方もいると思います。先日のセミナー終了後、懇親会もあったわけですがみなさんのお話しを聞いていましたら言動が変わってました(笑)
「あ、今なんかウソつきました?」「名刺交換する時、へその向きが〇〇だったんで私のことあまり好きじゃない?」などという発言が頻繁に出るようになってたんですね(笑)
人間は言葉に出さなくてもその時の心理というものが必ず表面に出ます。
それには見るポイントがあるわけです。それを教えたからですね。
ですから参加者の方は視点が変わり、結果、発言が変わったと。
懇親会では僕も見抜かれているようでやりにくかったです(笑)
さて今度は「ビジネスで役立つ交渉術、説得術」というテーマでも開催します。
4月中に千葉と東京で開催する予定です。
実はみなさん、日頃からたくさん交渉をしています。
でも交渉術を知らないがために結構損をしてるんですね。
商品を購入する時の値引交渉にしてもしかり、ビジネスの取引での交渉にしてもしかり。
押すべきか、引くべきか、やっぱりポイントがあるんですね。
簡単に言うと交渉術とは「時間」「情報」「力」のバランスで決まります。
時間があるか、どんな情報を持ってるのか、力関係はどうなのか、そのバランスで押したり引いたりするわけです。
そのポイントさえわかっていれば交渉で負けることはありません。
どうですか?聞きたくなりましたか?(笑)
興味のある方はお早めに参加申し込みをしてくださいね。
今日も読んで頂き感謝します。(^_-)

3.11震災から二年。捜索体験で学んだこと。

2013-03-12
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私はちょうど二年前、「広域緊急援助隊」という部隊にいました。
「広域緊急援助隊」とは全国で大規模な災害が発生した時にまっさきに現地に飛び、生存者を救出するための部隊です。
あの日の夜、私は部下60数名を率いて福島県に入りました。原発の放射能漏れの情報があり、現地は避難命令が出されていました。また余震による津波警報も頻繁に出されていました。
そんな中での行方不明者の捜索活動。
現地の警察から海岸線のある町を指定され、地図を頼りに現地に向かいました。
現地に着くと船が海岸から内陸部に流され、道路上に横たわり、住宅街があったであろう町は瓦礫の山。どこに住宅があったのか全くわからない状態。この町には高さ6メートルの津波がきたとの話でした。
捜索開始前に私は部下に指示をしました。
「避難した被災者はいまも避難所で家族の安否を確認できないでいる。その被災者の気持ちになって、被災者の手となり足となったつもりで探してくれ。一人でも多くの命を救おう。一人でも多く!!」
30歳前後の若い隊員たちはその意を汲んで、泥だらけになって瓦礫をかき分けながら一生懸命捜索活動に従事してくれました。
現地に滞在した都合5日間の食事は朝昼晩ともに缶詰とマジックライス。夜間の睡眠は全員が足も伸ばせない車両の中で丸まって寝ました。風呂はもちろん入れずタオルで体を拭いて我慢しました。
結局捜索活動に従事した実質3日間で発見できた生存者はゼロ。そしてご遺体はたったの3体でした。
ご遺体はほとんど引き潮で海に持っていかれたのでしょう。陸地にはほとんどありませんでした。
私がこの体験を経て学んだことはたくさんあります。
人間は自然の前では無力であること。普通に生活できることがいかに幸せであるかということ。人間はいつ死ぬかわからないということ。生きているだけでもめっけものだということ・・・。
そんな思いもあり、私は「起業」にチャレンジすることにしたんです。
こんな話を聞いたことがあります。
「あと3日しか生きられないとしたらあなたは何をしますか?」と大勢の人に聞いてみた。
殆どの人は「家族が仲がよくないので最後は家族団らんで仲良く食事をして楽しく過ごしたい。」「親父と喧嘩別れになってるから最後くらい仲直りして一緒に酒が飲みたい。」「不義理にしてる恩師に会ってお礼が言いたい。」「別れた妻に自分の過ちを謝って人生を終えたい。」などと言う。
そこで再び聞いた。
「なぜあなたは3日あればできることを一生かけてやらないんですか?」と。
命には限りがあります。
今の時代、あなたの身になにがあってもおかしくない。自然災害、交通事故、通り魔・・・。
今日、いや明日、3年後、10年後・・・。あなたの命があるとはだれも保障できないんですよね。
生きてる今を大事にするべきじゃないんでしょうか。
いますぐやらなきゃいけないことがあるんじゃないでしょうか。
さあ、我々は今日も生きてます。
あなたはどうやって今日一日を過ごしますか?(^.^)

ぷー太郎の生態

2013-02-16
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「ぶー太郎」ってなんだ?別名「路上生活者」「乞食」とも言いますが、みなさんご存じでしょう。
彼らは街中や駅のガード下などにいらっしゃいます。
まぁ言ってみれば社会的弱者であり、彼らについてここでマジメに議論するつもりはありません。
話したいのは彼らの「生態」についてです。
警察官はいろんな方と接する機会がありますから当然彼らとも接する機会があります。
若き時代、千葉の茂原市という地方都市の駅前交番で勤務した時のこと。
国道近くを徒歩で警ら中だったんですが、歩いている初老の男性に呼び止められました。荷物は少しで身軽でしたが、洋服や格好を見ると一見「ぷーちゃん」です。
「すいません、おまわりさん。道教えてもらえませんか?」
「はい、行先はどこですか?」
「あー、あのね、川崎に行きたいんだよね。」
「あー、神奈川の川崎?」
「そうそう、川崎。」
「川崎だったら、この先にJRの〇〇駅があるからさ・・」
「違うよ、電車じゃないよ」
「うん?電車じゃなくてどうやっていくの?」
「いや、歩いてさ。」
「歩いて?!ここどこだと思ってんのよ!千葉の茂原だよ。何キロあると思ってんのよ。」
「いや大丈夫だよ。こないだも歩いてきたから。」
「えー、すごいね。何日かかったのよ?」
「いや一週間もあれば着くよ」
「ほー。そうかい。そしたら北はあっちだから、国道をずっと東京方向に行って・・とりあえず東京湾沿いを歩いて行くのが一番近いかなー。」
なんて地理案内したんですね。
いやー、びっくりしました。ぷーちゃん、恐るべし。
だいたい茂原から川崎って60キロはありますよね。
世の中にはすごいぷーちゃんがいるもんだなーと思いました。(笑)
しかし、彼らは極寒の真冬も路上で寝てますしね、人間って強いなーと思います。
実は警察的にとても困るのは彼らが何か悪いことをしたときなんですよ。
よくあるのは路上に放置してあった自転車を彼らが拾って乗ってるときがあります。
職務質問で声をかけたら「拾ってきた自転車だ」とか。
これ、厳密には「占有離脱物横領罪」に該当します。で、住居のある普通の人なら簡易な処理で帰して終わりなんですよ。
ところがぷーちゃんの場合は自宅がない。ということは以後連絡がとれず、警察の呼び出しに応じられない。ということは「逃走の恐れがある」ということになり、任意ではなく強制で処理する、つまり逮捕しなければならなくなるわけです。
人をひとり逮捕するって大変なんですね。書類の量も違う。
それよりも嫌がるのが警察署の留置所なんです。
逮捕すれば留置することになりますが、ぷーちゃんって・・・・「臭い」。
ほんとにすごく臭いんですよね。洋服脱がして何年振りかの風呂に入れて、着替えは貸してやって・・・なんて担当者もほんとに大変なんです。
だから逮捕したくないけど逮捕しなきゃいけないなんて感じで・・。(笑)
まぁ彼らは「いやー生き返るー」なんて風呂入ってますが。担当者は「このやろー」って感じでしょうね。
ぷーちゃんも大変だけど警察官も大変なんですね。
そんなわけで今日は知られないぷーちゃんの生態をご紹介しました。
ではまた。(^.^)

大トラの保護

2013-02-11
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新年会シーズンも落ち着いたころですね。
みなさん、日頃お酒を楽しく飲んでますか?
絡み酒など酔いが醒めた後に反省する飲み方をしてませんか?
というわけで警察署には犯罪を犯した方を留置する「留置場」がありますが、その他に「保護房」という施設があるのをご存じでしょうか。
そう、保護するための施設です。使用料金はもちろん無料。通常は一泊して帰られる方がほとんどです。
え、どんな人が泊まるの?と思いますか。
そうですね、大概は酔っ払いの方です。それも「大トラ」ですね。手が付けようもない大酔っ払いの方です。
酔っ払いにもいろんなタイプがあります。路上で寝てて立てなかったり、繁華街で大の字になって寝てる人もいます。こんな場合は通報があるとパトカーで迎えにいってそれなりの措置をします。例えば自宅が近ければ送っていくこともあるし、家族に迎えに来てもらったり。ひとまず警察署に連れていってロビーの長椅子で朝まで寝かせておくこともあります。
いずれにしてもこれは単なる飲み過ぎの酔っ払いでおとなしくしてる人の場合ですね。
ところが、ほんとの大トラは半端ないです。
警察官が行っても暴れて手がつけられない。暴言は吐くは、暴れないように手足を抑えても振りほどこうとするし、殴りかかろうとする輩もいます。大暴れってやつです。
もうどうしようもないんですね。つまりこのまま放置すれば自傷他害の恐れがあると判断されるケースに限り、警察署の保護房に一時保護するわけです。連行するときは手錠をかける場合もあります。もちろん法的根拠がなければできませんが。
「てめーおまわり、ふざけんなー、がぁーーー△▼☆▼◇」なんて大暴れしてますから保護する警察官も三人、四人がかりで大変です。
やれやれと保護房に入れて寝かせるんですね。
さて、翌朝。すっかり酔いが醒めた大トラはどうしてるかというと大概は小さくなってシュンとしてますね。
おいおい昨日の大トラはほんとにあなた??みたいな感じです(笑)。
スーツも泥だらけでビリビリに破れてたりして。
大概普段はおとなしくて自分を抑えてる人が多いんですよね。だから酒を飲んである一定の限度を超えると普段の我慢やストレスが一気に爆発するんでしょう。
「あなた、昨日どんな状況だったか覚えてますか?」
「あ・・・すいません。覚えてないんです・・・・。すいません。」
「前にも来たことあるでしょ?!」
「あ・・はい、実は二回目です・・・。」
「そんな酒の飲み方してるとこれから何があってもおかしくないですよ。酒を断った方がいいんじゃないの?」
「おっしゃるとおりで・・・。すいません。」
こんな感じで平身低頭で警察署を後にするパターンが多いですね。
お酒は楽しく飲まないと。
「酒は飲んでも呑まれるな」我が家の家訓です。(笑)
ご家族のためにもお酒は楽しく飲んで無事に自宅に帰りましょう。
今日はこの辺で。(^.^)

ヤクザ担当の刑事はなぜヤクザと同じ風貌なのか?

2013-01-20
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いわゆる暴力団犯罪は本部では捜査四課(県警の場合)という部署が担当しています。

警察署の刑事課にも四係という暴力団担当の刑事がいるんですけどね。

彼らを見たことありますか?刑事ドラマでもたまに出てくることがありますが、どっちがヤクザなのか刑事なのかわからない風貌ですよね。

例えば、背広の裏地が紫色だったり、龍の刺繍があったり、ヒゲを生やしていたり、パンチパーマだったりって感じでしょうか。

おまけに言葉遣いも結構きつかったり、いかつい態度だったりします。

暴力団担当の刑事ってみんなあんな風なの?って思いますよね。

お答えしますと「基本的にそんな方が多い」です。(笑)

なぜか?

ひと言で言うとやっぱり相手に染まるんでしょうねー。暴力団担当の刑事は当然ながらヤクザの事務所にも行きますし、日頃から接触するのがどうしてもヤクザになります。そうすると相手に合わせた口調や態度にどうしてもなってしまいます。

若い刑事でも「おー、最近どうだ?」なんてドスを聞かした低い声で話すようにならざるを得ない。

そうはないと相手に舐められますからね。

知り合いの刑事はついカッとなって子供を怒った時に「この野郎、言うこと聞かないとドラム缶に入れて海に沈めるぞ!」なんて言ってしまった、と話していました(汗)。虐待じゃないですよ。全くの冗談ですけどね、ついつい仕事柄そんな口調になっちゃったようです。これも職業病でしょうか(笑)。

ちなみに関西方面の暴力団担当刑事は、本当に怖いというのを聞きます。私も直接見たことはありませんが。そもそも関西弁じゃないですか。ヤクザ映画そのものの世界ですし、ヤクザもビビるらしいです。あー、怖い怖い。(笑)

ちなみに私は捜査二課という知能・経済・政治犯担当の部署が長いんですが、この部署は対象的に紳士の集まりでした。日頃接触する方が会社の社長や議員、また公務員や銀行員と比較的社会的地位のある方が多いんです。ですから日頃からスーツをきちんと着て、一見すると証券マンか銀行員のような感じで仕事をしてましたね。

つまり、刑事も相手に応じて染まるというか、仕事がやりやすいように変化しているって感じでしょうか。

じゃあ、泥棒担当の捜査三課は泥棒みたいな刑事が多いのか??と思われた方、なかなか鋭いですね。(笑)

確かに泥棒を現場で尾行、張り込みをする刑事の中にはジーパンやポロシャツなど泥棒的な?格好している人が多いですよ。あえて茶髪にしたり、ヒゲ生やしている刑事もいますしね。なかには犯人の動きを確認するために一時的にコンビニ店員になりすましたりすることもあります。(笑)

これも現場に染まるための方法なんですね。

まぁ染まりすぎるのも問題ですが、割と順応性が高いのが刑事なんですね。

さて、みなさんが刑事になれるとしたらどの刑事を選びますか?(^.^)

刑事はどんな店で飯を食うかといいますと・・・。

2013-01-20
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刑事はどんな店で飯を食うと思いますか?
ここでいう飯とは主に昼食ですかね。
刑事にとって仕事中の一番の楽しみは実は「昼飯」なんですね。
本当に忙しい時は「仕出し弁当」を頼んで食べるということもありますが、基本的には外で食べることが多いでしょうね。
特に本部に在籍している捜査員は日頃、県内各署に応援にいって仕事をします。
ですから、海沿いのあの警察署ならあそこの定食屋、山の中のあそこの署ならあのとんかつ屋、等とレパートリーをたくさんもっています。意外とみんな詳しいですよ。
ですから刑事ご用達の店ってのもだいたい決まってて、とある「つけ麺屋」に昼時に行くと「あ、どうもー。久しぶり!」「おー、今どこに応援行ってんのー?」なんて刑事同士があいさつしてます。
下手すると店内みんな刑事なんてこともありますからね、「ここは社員食堂か?」なんて勘違いするときもあったりして(笑)。
行くお店は色々でラーメン屋、定食屋、とんかつ屋、蕎麦屋あたりでしょうか。麺好きの刑事は多いのでラーメン屋は結構多いかもしれません。その一方、イタリアンやフレンチなどしゃれた店は殆ど行きません(笑)。
では、アメリカの映画のように制服警察官がファミレスで食事したり、マックでハンバーガー食べたりすることはあるのか?
これはできません。
特に規定があるわけではないのですが、制服での食事は認められていません。でもコンビニでの買い物はOKです。
お店側からすると万引き防止だとか、変な客が寄り付かないためにも警察官がふつうにお客さんとして来てくれた方がいいと思うんですけどね。日本国民はそこまで寛容じゃないのかもしれません。
では、今日はこの辺で。(^.^)
「こんなことを聞きたい!」なんて質問があれば遠慮なくメッセージくださいね。
お待ちしています。!(^^)!

キャリア警察官とノンキャリア警察官の違い

2013-01-17
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いわゆるキャリア警察官とノンキャリア警察官、どう違うと思いますか?

キャリアといえば踊る大捜査線で出てくる室井管理官が有名ですよね、そしてノンキャリアでは青島刑事でしょうか。
何が違うかというと採用段階から違います

我々ノンキャリアは「巡査」という一番下の階級から始まりますが、彼らは国家一種試験(現在は廃止、総合職試験に変更)という超難関を突破してきて採用されますからね、「警部補」から始まります。
巡査、巡査部長、警部補という階級順ですから、ノンキャリアより二階級上からスタートするわけです。
彼らは採用後、警察学校に入り、銃・剣道、逮捕術、拳銃操法なども一通り学んで卒業し、各県警に配属になります。そこで「見習い」を体験します。見習いでは交番勤務や警察署等での刑事も経験するんですね。
今は昔より期間が長くなり、確か2年位は警察署や本部での見習い期間があるはずです。
その後、警察庁に戻ってきて、警部になり、警視になり、と出世コースを歩み、同期でもっとも出世する方が「警察庁長官」、次が「警視総監」、その次が「警察庁の局長」ですかね。そんな感じで偉くなっていくわけです。
まぁこのキャリア制度もいろいろと言われて改善されていますが、昔は27~8歳で警察署長とか、平気でなってたらしいです。
これ、どう思います?
世の中もまだよく知らない20代の青年が黒塗りの署長車で送り迎えをしてもらい、自分より年上の部下数百人を前に訓示をするわけです。迎える警察署のノンキャリア連中は、将来のあるキャリア署長に傷がつかないように散々気を使うわけですね。
下手すると副署長の息子と変わらない人が署長で来るわけですから心境は複雑ですよねー。まぁ仕方ありませんが。
実は私も現役時代に何度かキャリアの方と一緒に仕事をしたことがあります。
見習いの時のキャリアの方とも一緒に仕事をしましたが、頭はいいですよ。物覚えも早いし、仕事の飲み込みも早い。報告書や供述調書なども「さすが!」というものを仕上げてきます。
そりゃそうですよ。彼らもなめられちゃ困ると思って必死にやりますからね。(笑)
まぁしかし、キャリアの方も色々です。若くして偉くなったからか「やっばり社会経験不足しとるなー」という方もいるし、「この人、人間的にどうなんだろ?」という方もいます。
そりゃそうでしょ。だって若い時から周囲にちやほやされてますしね、そのまんま偉くなっちゃった人もたくさんいますから。
でも素晴らしい人もたくさんいます。偉ぶってないし、本当にノンキャリアと同じ目線で仕事をしている人もいます。私の知人で今でも酒を飲むキャリアの方なんて最高ですけどね。
最後に給料について触れておきしょう。実は給料については驚くなかれノンキャリアの方が高い場合があります。
なぜかというとキャリアは国家公務員で我々は地方公務員だからです。基本的に地方公務員の方が給与が高いケースが多いんですね。
まして今の国家公務員は震災の関係で期限付きで基本給がカットされてますし。
例えば、同じ年代でノンキャリアのAクラスの警察署の刑事課長(警部)と警察庁のそこそこ偉いキャリア(警視正)を比較した場合でいうとノンキャリアの刑事課長の方が間違いなく貰ってるはずです。
まぁノンキャリアの刑事課長なんて事件があると寝ずに仕事してますからね、その分、残業手当が多く出るのもありますが。
偉いからといって給料が多いとは限らないんですね。
ただ、それ以上、つまり警察庁長官や局長クラスになるとさすがにキャリアは2千万以上貰う方もいますし、生涯獲得賃金ではかなわないでしょうね。
そんなわけで今日は警察のうんちくについて書いてみました。
最近、警察の裏話的なことが多くてあまり自分の仕事について触れてないよーな・・・。(汗)
まぁそれでも読んでくださる方がいればいいか。
また読んでくださいねー。(^.^)

知能・経済犯担当刑事の強み

2013-01-14
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私は刑事の中でも知能・経済犯罪担当が長いんです。
具体的にどんなことをしていたかというと、いろいろあるんですが、ひとつ上げますと預金保険機構という組織に三年間出向していた時に「破綻した金融機関の経営者の責任追及」なんてこともしました。
平成9年以降、北海道拓殖銀行、国民銀行、新潟中央銀行など都市銀行から地方銀行までバタバタ経営難に陥って破綻した時代があったんです。
それらの銀行には公的資金、つまり税金を注入して救済したため、国策で経営者の責任追及チームを作ることになりました。そこで、「預金保険機構」という組織の中に「特別業務部」という部署を新たに作り、検察、警察、国税、日銀などの中堅職員を出向させて人材を集め、その処理にあたらせたんです。
そこに私も参加したんですね。
あくまで我々は預金保険機構に出向した職員ですから、金融再生法に基づいて「金融整理管財人」という身分で銀行の内部に入り、融資の稟議書からいろいろな書類を見たり、融資担当者を聴取したりして潰した原因がどこにあるのか調査をしたわけです。
まぁ、思ったのは潰れる銀行には潰れるなりの原因があるなと。
ワンマンの頭取の一存で担保もとらずに安易に融資をして焦げ付かせたり、まぁずさんでした。
銀行というくらいだからもうちょっとしっかりしてるのかなと思ったら大間違いでして。
ここに出向したお蔭で、北海道、宮城、新潟、大阪、京都、和歌山など全国に出張に行かせて頂きました。現場では同じく出向していた国税のマルサの調査官などと連日に亘って銀行調査にいって伝票めくりもしましたね。特に国税の方とは仲良くなり、いまだに飲み仲間としてお付き合いしています。
これらの経験、これからの事業に活かすことができるかなーと思うんですが。
事業を行っていく上で銀行などの金融機関との付き合いは必ず必要ですしね。
また、国税の知人にもいろいろと教えてもらえるかもしれません。
まぁ脱税なんてしたら見逃してはくれないでしょうけど。(笑)
警察的にいえば起業するなら知能・経済犯担当の刑事が一番いいでしょうね。
ある意味強みになります。
詐欺被害にも遭わないでしょう。つーか、死んでも詐欺には遭えないし、遭ったとしても恥ずかしくて言えません。(笑)
そんなわけで銀行、国税、詐欺などのキーワードでお困りの点があれば、遠慮なくご相談ください。(^.^)

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