キャリア警察官とノンキャリア警察官の違い

2013-01-17
カテゴリー: 刑事ネタ

photo:01

いわゆるキャリア警察官とノンキャリア警察官、どう違うと思いますか?

キャリアといえば踊る大捜査線で出てくる室井管理官が有名ですよね、そしてノンキャリアでは青島刑事でしょうか。
何が違うかというと採用段階から違います

我々ノンキャリアは「巡査」という一番下の階級から始まりますが、彼らは国家一種試験(現在は廃止、総合職試験に変更)という超難関を突破してきて採用されますからね、「警部補」から始まります。
巡査、巡査部長、警部補という階級順ですから、ノンキャリアより二階級上からスタートするわけです。
彼らは採用後、警察学校に入り、銃・剣道、逮捕術、拳銃操法なども一通り学んで卒業し、各県警に配属になります。そこで「見習い」を体験します。見習いでは交番勤務や警察署等での刑事も経験するんですね。
今は昔より期間が長くなり、確か2年位は警察署や本部での見習い期間があるはずです。
その後、警察庁に戻ってきて、警部になり、警視になり、と出世コースを歩み、同期でもっとも出世する方が「警察庁長官」、次が「警視総監」、その次が「警察庁の局長」ですかね。そんな感じで偉くなっていくわけです。
まぁこのキャリア制度もいろいろと言われて改善されていますが、昔は27~8歳で警察署長とか、平気でなってたらしいです。
これ、どう思います?
世の中もまだよく知らない20代の青年が黒塗りの署長車で送り迎えをしてもらい、自分より年上の部下数百人を前に訓示をするわけです。迎える警察署のノンキャリア連中は、将来のあるキャリア署長に傷がつかないように散々気を使うわけですね。
下手すると副署長の息子と変わらない人が署長で来るわけですから心境は複雑ですよねー。まぁ仕方ありませんが。
実は私も現役時代に何度かキャリアの方と一緒に仕事をしたことがあります。
見習いの時のキャリアの方とも一緒に仕事をしましたが、頭はいいですよ。物覚えも早いし、仕事の飲み込みも早い。報告書や供述調書なども「さすが!」というものを仕上げてきます。
そりゃそうですよ。彼らもなめられちゃ困ると思って必死にやりますからね。(笑)
まぁしかし、キャリアの方も色々です。若くして偉くなったからか「やっばり社会経験不足しとるなー」という方もいるし、「この人、人間的にどうなんだろ?」という方もいます。
そりゃそうでしょ。だって若い時から周囲にちやほやされてますしね、そのまんま偉くなっちゃった人もたくさんいますから。
でも素晴らしい人もたくさんいます。偉ぶってないし、本当にノンキャリアと同じ目線で仕事をしている人もいます。私の知人で今でも酒を飲むキャリアの方なんて最高ですけどね。
最後に給料について触れておきしょう。実は給料については驚くなかれノンキャリアの方が高い場合があります。
なぜかというとキャリアは国家公務員で我々は地方公務員だからです。基本的に地方公務員の方が給与が高いケースが多いんですね。
まして今の国家公務員は震災の関係で期限付きで基本給がカットされてますし。
例えば、同じ年代でノンキャリアのAクラスの警察署の刑事課長(警部)と警察庁のそこそこ偉いキャリア(警視正)を比較した場合でいうとノンキャリアの刑事課長の方が間違いなく貰ってるはずです。
まぁノンキャリアの刑事課長なんて事件があると寝ずに仕事してますからね、その分、残業手当が多く出るのもありますが。
偉いからといって給料が多いとは限らないんですね。
ただ、それ以上、つまり警察庁長官や局長クラスになるとさすがにキャリアは2千万以上貰う方もいますし、生涯獲得賃金ではかなわないでしょうね。
そんなわけで今日は警察のうんちくについて書いてみました。
最近、警察の裏話的なことが多くてあまり自分の仕事について触れてないよーな・・・。(汗)
まぁそれでも読んでくださる方がいればいいか。
また読んでくださいねー。(^.^)

関連記事

カテゴリー: 刑事ネタ
刑事塾は、株式会社Clearwoodsの登録商標です(登録番号第5939982号)
Copyright(c) 2013 Clearwoods All Rights Reserved.